CD制作にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか

アマチュアのミュージシャンが、例えばライブを行う会場でCDを販売する場合、どのように準備しているのでしょうか。一般的にはかなりの程度を手作りで行なっていると見るべきでしょう。例えばポピュラー音楽でもっとも成功しているミュージシャンがCD制作を行なうように、本格的な方法ではコストが見合わないからです。そのため街のレコード店で販売されているようなCDと同じレベルのクオリティは期待できません。それでは彼らは、どのような方法でCD制作を行ない、どのくらいの費用をかけているのでしょうか。CDのクオリティのレベルに応じて、複数のパターンを想定し、それぞれのメリット・ディメリットを考察しながらその費用を比較してみることにします。ただしスタジオでのレコーディングにかかわる費用は全く考えないこととします。

CD制作にはどのような方法があり各々のコストはどの程度か。

個人でCDを制作しようとする場合、方法は大別して4つあると考えられます。①音源データと印刷データを業者に引き渡してCDはプレス、ジャケット印刷やフィルム梱包まで業者に依頼します。②音楽データを業者に引き渡してプレスではなく焼き回しコピーとし、盤面とジャケット印刷およびフィルム梱包を業者に依頼する、③CDの焼き回しは自分で行ない、盤面とジャケット印刷およびフィルム梱包を業者に依頼する、④全部自分で作る、となります。①は最低でも60,000円のコストが必要ですので、100枚以上販売するのが前提となるでしょう。②は50,000円以上のコストとなり、③は40,000円以上、ただし梱包はopp袋に手作業で封入する手間が発生、④はCD-R・プラケース・ジャケット印刷・opp袋代だけですみます。

CD制作方法別のメリットとデメリットは。

①の場合は街のレコード屋さんの店頭に並ぶ商品と同じクオリティが得られるはずです。コストは前述の通りですが、増産しようとした時に初期費用がまた同じだけかかるという問題があります。また納期も1〜数ヶ月かかるはずです。最少ロットは100枚です。②外観上はやはり店頭に並ぶのと同じレベルの仕上がりが得られますが、CDの盤面印刷がインクジェット・プリンターで行なわれますのでクオリティがその分だけ落ちます。納期は1週間〜1か月程度で可能であり、最少ロットは50枚になります。③ジャケット印刷レベルは良いのですが、同様に盤面印刷のクオリティはインクジェット・プリンターのレベル、ただし納期は数日で可能な上に最少ロットの規定はありません。④はすべて自分で行なうためコストはかかりませんが、作業は膨大になります。最後に注意したいのが、①の場合は問題ないにせよ、②③④の方法ではCDが焼き回しになるため、CDプレーヤーによっては再生に不都合が生じる可能性がある、ということです。